iPad Pro 11-inch (2nd generation) のディスプレイからカメラまでの高さを計測してみたところ、7.97mmで、iPad Pro 11-inch (1st generation) と同じだった。
高さが変わらないため、iPhone 11の超広角背面カメラユニットは納めることができず、センサーサイズを小さくし、視野角を広げたiPad Pro 11-inch (2nd generation) 専用カメラを開発し、これにより撮影時の画角を同じにしたと考えられる。
広角カメラのレンズカバーサイズを計測したところ、iPad Pro 11-inch (1st generation) が10.50mmなのに対して、iPad Pro 11-inch (2nd generation) は10.12mmと微妙に小さくなっている。
広角1200万画素カメラは、レンズ焦点距離3mm(35mm換算で焦点距離29mm)、レンズ仕様は1.27、3、1.8、2.4だった。
これは、iPad Pro 11-inch (1st generation) のカメラ仕様と同じだ。
RAW撮影してレンズ補正なしで現像してみたところ、端の歪みはなかった。
超広角1000万画素カメラは、レンズ焦点距離1.27mm(35mm換算で焦点距離15mm)、レンズ仕様は1.27、3、1.8、2.4だった。
RAW撮影してレンズ補正なしで現像してみたところ、端に歪みがあることが分かる。
Neural Engineを使用してレンズ補正後、写真Appに保存していると考えられる。
パノラマ撮影は、広角カメラだけ有効となり、超広角カメラでは利用できない。
広角カメラを使ったパノラマ撮影が可能ということは、iPad Pro 11-inch (1st generation) と同じ仕様ということになる。
A12X Bionicチップ、Neural Engine、M12コプロセッサでデュアルカメラ仕様だが、iPhone 11/11 Proシリーズで、iOS 13.2以降から可能なフレームの外側を含めて撮影する「Deep Fusion」機能は利用できない。
設定>カメラにも、カメラのフレームの外側を含めて撮影する設定はない。
iPadOS 13.4に含まれる「計測 1.3.3」以降からLiDARスキャナに対応している。
LiDARスキャナを搭載したモデルのみ、大きなオブジェクトを測定するときに縦横のガイドラインが表示されるため、より簡単に正確な値を測定できる。
また、測定値を1回の操作で保存してスクリーンショットに収められる。
バーチャルオブジェクトのUSDZファイルをAR表示した場合、従来では壁などを認識出来ず突き抜けてしまうが、LiDARスキャナがある場合は、壁があることを認識できるようになるため、バーチャルオブジェクトが突き抜けなくなる。
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