米Googleは4月21日(現地時間)、Google検索の「ショッピング」タブの検索結果に無料で登録した商品も表示するようにすると発表した。新型コロナウイルス感染症の影響でオンラインショッピングの需要が高まる中、既存の計画を前倒しで実施するとしている。まず米国で4月末までに実施し、年内に世界に拡大する計画だ。
2010年に追加された「Googleショッピング」は、2012年から商品登録が有料になり、小売業者が検索結果に商品を表示させるには「Google Merchant Center」に有料で商品を登録しなければならなかった。
これが、Merchant Centerに無料で登録できるようになる。既存のMerchant Centerユーザーはオプトインすることで無料表示が可能になる。新規ユーザーは無料登録だけすることも可能だ。登録希望の小売業者はヘルプページを参照されたい。
有料で登録されている商品が検索結果のトップに表示されるが、その下に無料登録商品が並ぶ。
Googleは「小売業者にとってこの変更は、何百万もの人々に無料で商品を提示できることを意味する。買い物客にとっては、より多くの店舗からのより多くの商品を探せることを意味する。広告主にとっては、有料キャンペーンに無料の商品を追加できることを意味する」と語った。
米Amazon.comや米Facebook傘下のInstagramなどにショッピング検索ニーズが流れる中、Googleにとってもユーザーが増えることを意味するだろう。
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