ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >
ニュース
» 2020年04月27日 14時27分 公開

「キズナアイ」独立新体制に 「Kizuna AI株式会社」設立へ

キズナアイを運営する新会社「Kizuna AI」が設立される。独立性をもってキズナアイを支援していくために、経営体制をチームを一新したという。初期ボイスを担当しているとうわさされていた声優の春日望さんがアドバイザーに就任する。

[井上輝一,ITmedia]
新会社「Kizuna AI」

 バーチャルタレント事業を手掛けるActiv8(アクティベート、東京都渋谷区)は4月24日、バーチャルYouTuber「Kizuna AI」(キズナアイ)を運営する新会社「Kizuna AI」を設立すると発表した。キズナアイの初期ボイスを担当しているとうわさされていた声優の春日望さんがアドバイザーに就任する。

 キズナアイは、Activ8が制作するバーチャルタレント。新会社の社長にはActiv8の松本恵利子さんが就任し、「独立性をもってキズナアイを支援していくために経営体制とチームを一新した」としている。

2016年に活動を始めた「キズナアイ」。バーチャルYouTuberの草分け的存在の一人

 Activ8の大坂武史CEOは、新会社設立の理由について「Kizuna AIのミッションである『みんなとつながりたい』を実現するために、Kizuna AIを構成する全員で判断した」と自身のTwitterアカウントに投稿。また、「これまで長く運営をしてきた中、キズナアイを応援し続けてくださる皆さんに失望の念やご不安をおかけしたこともありました。それらは全て私の責任です。大変申し訳ございませんでした」と謝罪した。

 キズナアイを巡っては、2019年5月から8月にかけて“分裂騒動”が発生。春日望さんが声を担当する「1号」の他に、声の異なる3人のキズナアイが生まれ、1号の動画投稿頻度が減ったことで、「このまま1号が消えてしまうのではないか」とファンから不安の声が上がった。8月にActiv8と1号がそれぞれの声明で、1号が消えることを否定した。12月には2号と3号に「#」と「*」の髪飾りと愛称を付け、1号との差別化を図った(4号はもともと見た目が異なる中国向けのキズナアイ)。

 1号の声を担当していることが明らかになった春日望さんは、新会社でのアドバイザー就任に際し、「私は私、アイちゃんはアイちゃん」と自分とキズナアイの同一視を避けてほしい旨を伝えた上で、「これからキズナアイちゃんのお手伝いをできることをうれしく思う」とコメントを発表した。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.