楽天は4月30日、新型コロナウイルスを検出できるPCR検査キットの販売を見合わせると発表した。製造元のジェネシスヘルスケア(東京都渋谷区)が経営体制を変更したためとしている。検査キットは20日から法人向けに販売していた。
同検査キットは、無症状で保健所の検査は受けられないが新型コロナウイルスの感染を疑い不安に思う人が、感染の可能性を自己判断するためのもの。医療行為には当たらず、新型コロナウイルス感染症の診断には使えないとしている。
楽天は検査キットを20日から関東の法人向けに1万4900円(税込)で販売。5月以降は提供地域を拡大する予定だった。4月28日、ジェネシスヘルスケアから経営体制を変更するとの報告を受け、企業の体制やコンプライアンスを精査するため、販売の見合わせを決めた。販売再開の時期は未定。
ジェネシスヘルスケアの代表取締役・佐藤バラン伊里については、週刊文春が「米国の心臓外科医」「21歳で米コーネル大学の医学部、経済学部を卒業」など経歴詐称の疑いがあると報じた。
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