楽天モバイルは4月8日、携帯キャリア(MNO)サービスを正式に始めた。開始に当たり、パートナー回線のローミングで通信した際のデータ量の上限などを緩和すると発表した。
同社のMNOサービスでは、通信エリアを確保するためにパートナーとなる携帯キャリアから回線を借り受けている。日本ではKDDIのローミングでも通信できるとしているが、パートナー回線で通信する場合、当初は使えるデータ容量を月間2GBまでとしており、上限を超えて通信すると通信速度を128kbpsまで制限するとしていた。
しかし、新型コロナウイルス感染症予防に伴うテレワークやオンライン授業の増加などを背景に、パートナー回線での通信を8日から制限時1Mbpsに緩和し、22日からは上限を5GBに引き上げるという。
同社の「Rakuten UN-LIMIT」プランでは楽天回線での通信が容量無制限となる。月額は2980円(税別)だが、キャンペーンで1年間は無料(300万人まで)。「Rakuten Link」アプリを使うと国内通話も料金がかからない。
一方、楽天モバイルの携帯販売店舗である楽天モバイルショップは4月6日から、全国で臨時休業を始めている。同社は、臨時休業中はオンラインショップから申し込みなどの手続きを行うよう案内している。
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