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» 2020年05月07日 07時00分 公開

「引用だから大丈夫」「昔話ならOK」――“読み聞かせ動画”のワナ(1/3 ページ)

新型コロナウイルス感染症の流行に伴う休校が長引く中、動画投稿サイトで公開されている読み聞かせ動画に注目が集まっている。子守に役立つ反面、著作権侵害の恐れもある。昔話や引用でも問題になる場合もあり注意が必要だ。

[山崎潤一郎,ITmedia]

 Stay at Homeの掛け声とともに、新型コロナウイルス感染症対策として、外出の自粛が求められている。公園などのオープンスペースにおいても、密接や密集を避けるよう注意喚起が行われ、場合によっては遊具が使用禁止になるなど、小さな子どものいる家庭では、日々のストレス対策に苦慮する場面もあるようだ。そのような状況で、動画投稿サイトで公開されている「絵本の読み聞かせ」や「小説の朗読」が注目されている。

photo 「読み聞かせ 絵本」の検索結果

 絵本の読み聞かせ動画とは、投稿者が市販の絵本のページをめくりながら文章を朗読して見せるもの。YouTubeなどの動画共有サイトでは、一般ユーザーのものと思われる投稿作品が見られる。静止画や写真に投稿者のナレーションを付けた、小説の朗読動画もよく投稿されている。

 これらの動画は、家事や仕事のために子どもの面倒を見るのが難しい親を中心に視聴が広がっているようだ。優しく穏やかな気持ちにさせられる動画もあるだけに、見る側としては、小さな子どもがいなくても、たくさんの読み聞かせ投稿を期待してしまう。

 ただし、このような絵本の読み聞かせや小説の朗読動画には、手放しで称賛できない側面もあることを忘れてはならない。著作権侵害の可能性が否定できないのだ。

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