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Stay Home? ならば最大100時間は遊べる「ボードウォーゲーム」をリモートでやらないか(1/3 ページ)

» 2020年05月09日 07時00分 公開
[長浜和也ITmedia]

 みんなー! 家で遊んでいてえらいなっ。今はストリーミングコンテンツやオンラインゲームがあるから引きこもっていても結構遊べるしね(新型コロナウイルスの感染が広がる前からそうだった俺たち)。

 最近テレビなんかを見ていると家族でボードゲームをやっている人が意外と増えていて、実際ボードゲームの売れ行きも伸びているようだ。

 とはいえ、ここにきてよく聞こえてくるのが「ボードゲームはやり尽くしたので飽きちゃった」という声だ。確かに今人気のあるパーティーゲーム系だとゲーム時間は10分前後だし、「重ゲー」といわれている長めのボードゲームでも今では1時間程度で終わってしまう。

 「もっと長く遊べるボードゲームってないの?」と飢えているお前さんたち、これでもくらいな!

 ずずぅぅぅぅぅんんん!

擬音は決して誇張ではない

 これぞボードウォーゲーム界のレジェンド、SPIの「War in the Pacific」だ。え、ボードウォーゲームってなんですかって?

 ボードウォーゲームとは、読んで字のごとく、実際にあった「戦い」(あと「実際にはなかったけれど起こりえたかもしれない戦い」「もしかすると将来起こり得るかもしれない戦い」「映画やドラマなどで起きた戦い」など)を再現するボードゲームだ。

 1980年代に日本でも一大ブームとなったが、その後90年代にテーブルトークRPGやデジタルゲームの登場で、それこそ絶滅寸前まで衰退してしまった。しかし、長い氷河期をしぶとく生き抜き、今では日本語ルールが付属する新作が数多く登場して日本語で読める定期刊行専門誌が2媒体(濃い目の小規模媒体を含めるとさらに増える)も存在する。店頭で見かける機会はまだまだ少ないけれど、新作の品数や専門誌、そして個人のSNSを含めた情報量などは、往時のブームに匹敵するまでに復活している印象だ。

ボードウォーゲーム専門通販ショップ「小さなウォーゲーム屋」に並ぶタイトル。今でも新作はドカドカと登場している
超マイナージャンルと思われている世界だが、日本語の専門誌が2誌も定期刊行しているのだからすごいと思わなーい?

100時間遊べる? ボードウォーゲームを紹介

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