TOHOシネマズは5月12日、緊急事態宣言に伴う営業自粛要請が解除された地域にある10の劇場で、15日から営業を再開すると発表した。原則として1席ずつ間隔をあけて座席指定券を販売し、午後8時以降のレイトショーは引き続き休止する。
営業を再開するのは、青森県、宮城県、静岡県など7県にある10の劇場。全従業員がマスクを着用する他、一部従業員のゴム手袋着用、飛沫感染防止用ビニールシートやついたての設置、消毒と清掃の強化など感染防止策を講じる。
利用者に対してもマスクの着用や手洗い、咳エチケットなどの徹底に加え、行列ができる自動券売機や売店では足元に目印をつけてソーシャルディスタンスの確保を求める。
新型コロナウイルスの感染拡大で映画館は大きな影響を受けている。同社が4月7日に発表した東宝グループ館全695スクリーンの3月興業収入は26億4000万円と前年比41.2%に落ち込んだ。4月分は未公表となっている。
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