VAIOは5月19日、2020年5〜6月のノートPC生産体制を前年の最大2倍に強化したと発表した。新型コロナウイルスの影響で急速に広がるテレワーク需要に対応する狙い。生産台数は非公開だが、体制強化に向けて、生産パートナーの協力を得たとしている。
増産するのは「VAIO SX12」「VAIO Pro PJ」「VAIO SX14」「VAIO Pro PK」「VAIO S13」「VAIO Pro PG」の6機種。いずれもWebカメラとマイクを内蔵するなど、テレワークに適したスペックを備えている。
同社はこれまでも、セキュリティソフト「TRUST DELETE Biz for VAIO」を無償提供したり、Web会議向けのLTEモジュール搭載モデルを短納期(最短3営業日)で提供したりと、テレワーク支援に向けた施策を展開してきた。
VAIOはこの他、ユーザーがテレワーク用PCに求める条件についての調査も実施。1750人の会社員に選定基準を聞いたところ、最多は「持ち運び」(薄さ、軽さなど)で73%。次点は「通信セキュリティ」で56%だった。
以下、「バッテリーの駆動時間」(42%)、「価格」「CPUなどのスペック」(ともに41%)と続いた。同社は「この調査から見えるテレワーク導入時の課題やニーズに対応するべく、PCメーカーとしてできることを継続的に検討する」としている。
調査は20年4月15日〜5月7日に実施した。
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