VOCALOID音源の制作などを手掛けるクリプトン・フューチャー・メディア(CFM)は5月28日、QRコードを活用してイベント参加者や店舗の利用者を把握し、新型コロナウイルスの感染者が出た場合に通知を送る「リスク通知システム」をGitHubで公開したと発表した。テレビで大阪府の“コロナ追跡システム”を知ったのが開発のきっかけという。
リスク通知システムはオープンソースソフトウェアとしてMITライセンスで無償公開。イベント会場や店舗に設置したQRコードを利用者がスマートフォンで読み込むと、イベント運営者や店舗経営者が来訪者のメールアドレスを取得できる仕組み。氏名や住所、電話番号などの個人情報は扱わない。
同システムはCFMが北海道の民間企業として、地域振興を目的に開発。同社の伊藤博之社長は開発の経緯について、Twitterで「テレビで大阪のコロナ追跡システムを知り、感銘を受けた」と話した。
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