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ヤマトの集配車にセンサー搭載、気象や路面状況などモニタリング 山口大などと共同研究

» 2020年06月24日 17時19分 公開
[ITmedia]

 ヤマト運輸とヤマトグループ総合研究所、セネコム、山口大学は6月24日、ヤマト運輸の集配車で配達や集荷しながら、車両に搭載したセンサーなどを使って、そのエリアの気象や路面、災害状況などをリアルタイムでモニタリングして社会課題の解決につなげる産学共同研究を始めると発表した。

 山口大学が持つ環境・防災技術と、セネコムのIoTセンシング技術、ヤマト運輸の宅急便ネットワークを持ち寄る。

 ヤマトの車両に搭載したセンサーやカメラで、温度や湿度、二酸化炭素、雨量、PM2.5、路面摩擦係数、路面温度、道路の舗装状況、災害時の車両周囲の被災状況などをリアルタイムにモニタリングする。

 山口大学の呼び掛けにより、昨年から山口県内で、ヤマト運輸の集配車両にセネコムが開発した光学式雨量計を搭載し、降雨量をリアルタイムモニタリングする取り組みを行ってきた。今回、この取り組みのエリアを全国に拡大し、収集するデータの範囲も広げる。

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