ALSOKはこのほど、東京スカイツリータウンで完全自律飛行ドローンを活用した警備システムの実験を行った。自律的にフロア間を移動し、リアルタイムで遠隔地にカメラ映像を送信したり、ドローン単体で人物を検出したりと、「人の手を介さない完全自律運用を実現した」という。
使ったドローンは、4Kカメラで撮影した全方向画像をリアルタイムに処理し、GPSを使えない屋内でも完全自律飛行できるのが特徴。障害物を自動で回避したり、充電ポートに自動で離着陸したりできるほか、内蔵しているAIエッジコンピュータにより、ドローン単体で人物などを検出することもできる。
実験は、東京スカイツリーの展望台と商業施設「東京ソラマチ」で実施。人が操縦することなくドローンのみで巡回警備し、人物検出や映像のリアルタイム送信を行えたという。
今後は携帯電話の通信ネットワークを利用した「セルラードローン」しての活用も見込み、複数拠点を1つのガードセンターから遠隔警備できる体制の構築を目指す。
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