防衛医科大学校(埼玉県所沢市)は5月下旬に、米Oracleのクラウド型ファイル共有サービス「Oracle Content and Experience Cloud」を導入した。オンライン教材の配信基盤として、医学教育部に所属する約1000人の教員と学生が使用しているという。日本オラクルが7月29日に発表した。
Oracle Content and Experience Cloudは、複数人での資料の共有や管理、チャットなどに対応するSaaS。防衛医科大医学教育部は新型コロナウイルス感染拡大の影響でキャンパスでの講義を休止し、オンライン授業に切り替えているため、指導環境を整備するために同サービスを取り入れた。
同大は現在、教員が学生に教材を配布する際や、学生が教員にレポートを提出する際の基盤として同サービスを使用中。講義ごとにファイルを分けて資料を保存できる機能、容量の大きな動画教材を共有できる機能、アップロードされるファイルに自動でウイルススキャンを実行し、安全性を保つ機能――などを活用し、講義を円滑に進めているという。
同大は今後、コロナ禍が収束した後もオンライン授業を行う方針。Oracle Content and Experience Cloudの利用も継続するとしている。
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