国際ビジネスコミュニケーション協会は8月6日、英語能力試験「TOEIC」受験の受付を当面の間、先着制から抽選制に変更すると発表した。過去2回の受験申し込み受付で不具合が発生し、解消に時間がかかると判断した。
まずは10月4日に実施する「第253回TOEIC Listening & Reading(L&R)公開テスト」を抽選制に。「Speaking Test」など他の試験は従来通り先着順で申し込みを受け付ける。
抽選は、受付期間中に申し込み手続きを完了し、受験料の支払いを終えた受験希望者を対象に行う。受験料の支払いを抽選の前にした理由は、申し込みの受付をなるべく早く再開するため。抽選に外れた受験希望者への返金は、支払いの2〜3カ月後をめどに行う。
同協会は、7月8日に受け付けを開始した「第252回TOEIC L&R公開テスト」の申し込みでアクセス集中によるシステムの不具合が発生したことを受け、サーバ増強などの再発防止策を講じてきた。しかし8月5日に第253回TOEIC L&R公開テストの受付を始めると同様の不具合が発生し、受付を一時中断せざるを得なくなった。
国際ビジネスコミュニケーション協会は「受験を希望される皆さまには、度重なる変更やご入金・ご返金などのお手続きにより負担をかけることをおわびする」としている。
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