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“アマプラ解約運動”、Twitterが「フィットネス」と分類 「その運動じゃないだろ」と総ツッコミ

» 2020年08月17日 11時55分 公開
[岡田有花ITmedia]
画像 Twitterトレンドより(17日正午ごろ)

 8月17日午前から、「アマプラ解約運動」というワードがTwitterのトレンド上位に入っている。Twitterはこのワードをなぜか、「フィットネス」にジャンル分けしており、ユーザーからは、「いや確かに『運動』だけど、フィットネスじゃないだろ」などとツッコミが入っている。

 アマプラとは、Amazonが提供する定額制のサービス「Amazonプライム」の略。「アマプラ解約運動」は、そのAmazonプライムの解約を呼び掛ける一部のユーザーによる運動で、決して、スポーツや体操といったフィットネスの仲間ではない。

Twitterトレンドの分類タグ、“とんちんかん”なものも

 Twitterのトレンドワードは、ユーザーのツイートの動向によってリアルタイムに変化しており、一部のトレンドワードには、「政治」「社会」「エンターテインメント」「旅行」など、そのトレンドワードを分類するタグが付いている。

 例えば、17日午前10時過ぎのトレンドでは、甲子園高校野球交流試合に出場している「大阪桐蔭」「東海大相模」にそれぞれ「野球」のタグが付いている。また、「LOVEのMV」(King&Princeの新曲のMV)には「J-POP」が付いていたり、「戦後最大の下げ」(4〜6月の年率GDP減少幅に関するニュース記事内のワード)に「政治」が付いていたりする。

 一方で、とんちんかんな分類も少なくない。例えば、日本政府当局が、日産がホンダに合併交渉を働きかけたというニュース記事が基になった「日産とホンダ」や「日本政府」のワードがなぜか「エンターテインメント」に分類されいたり、「パイナップルの日」(ドールが制定した記念日)が、「野球」になっていたりもする。

タグは「アルゴリズムで決定」

 そういった傾向からおそらく、このタグ付けは、TwitterのAIなどによって、自動で行われていると推測できる。Twitter日本法人に確認したところ、「ジャンルはトレンドと同様、アルゴリズムによって決定されている」との回答だった。

 つまり、「アマプラ解約運動」は、Twitterの自動タグ付けアルゴリズムが、解約運動の「運動」をそのまま、スポーツやフィットネスを指す「運動」と勘違いしたため、「フィットネス」と分類されたということになる。

 ちなみにアマプラ解約運動は、Amazonプライムの新CM出演者に批判的な一部のTwitterユーザーが呼び掛けているもの。「Amazonプライム解約運動」も同時にトレンドに入っているが、「Amazonプライム解約運動」には分類タグが付いていない。

この記事は、8月17日にYahoo!ニュース個人に掲載された “アマプラ解約運動”Twitterが「フィットネス」と分類 「その運動じゃないだろ」と総ツッコミ を加筆・修正し、転載したものです。

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