内閣府は8月25日、文化財や書籍など国内のさまざまなコンテンツのデジタルデータを、保管場所を横断して検索できるポータルサイト「ジャパンサーチ」を正式公開した。国立国会図書館や文化庁など46機関が管理する108のデータベースから、キーワードやカテゴリー(人文学、美術、映画など)といった条件で2100万件以上のデータを検索できる。
各機関がデジタル化した文化資源を検索しやすくし、教育や学術研究、地域振興などさまざまな分野での利用を促進する狙い。2019年2月には試験版を公開しており、同年8月には利用者のフィードバックを基に画像検索機能を追加するなど改善を進めていた。
正式版では利用者がお気に入りのコンテンツを「ギャラリー」としてまとめられる機能を追加。ギャラリーを他の利用者と共同で編集できる機能なども搭載している。
今後は既存機能の改善や拡充を行い、デジタルデータの活用をさらに促進する方針。サイトの運営を担当する国立国会図書館は「引き続きユーザーからのフィードバックを集め、利便性の向上に役立てる」としている。
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