Apple純正「翻訳」アプリと「Google翻訳」を比較 現時点ではGoogleに一日の長(1/3 ページ)
米Appleは、秋にリリース予定の「iOS 14」に「翻訳」アプリを追加します。これでiPhoneが便利な翻訳機になるのでしょうか。しかしiOS 14のパブリックβ版でライバルの「Google翻訳」と比較したところ、主に操作の面で未成熟な部分が見えてきました。
【注】本稿ではアップルの機密情報であるiOS 14パブリックベータ・ソフトウェアの機能を取材し画面の写真を撮影することについて特別な許可を得て掲載しています。パブリックベータは商用リリース前のソフトウェアなので、エラーや不具合が発生したり正しく機能しない場合があります。本稿で紹介する機能も最終仕様ではなく、正式リリース後に変更されている可能性があることをご了承ください。
意外に思うかもしれませんが、これまでiOSには“会話”を想定した純正リアルタイム翻訳機能がありませんでした。現在のiOS 13も音声アシスタントの「Siri」が翻訳できるのは単語や短いフレーズだけ。ウェイクワードの「Hey,Siri」に続けて「○○は英語でどういうの?」と話しかける必要があるため、会話をテンポ良く翻訳する用途には向いていません。
新しいiOS 14では、日本語を含む11カ国語に対応したApple純正の翻訳アプリがOSの標準機能として追加されます。アプリを起動し、対訳を知りたい2つの言語を選択、翻訳するフレーズをiPhoneのマイクに向かって声で入力するか、アプリ画面でテキスト入力するとスピーディーに翻訳します。長めのフレーズを翻訳する際、単語単位で辞書検索する機能もあり、言葉のニュアンスを確認したい時などに便利です。
訳文を音声で読み上げる機能もあります。例えば外国語を話す人が目の前にいた場合、iPhoneのスピーカーを相手に向け、読み上げ音声を聞いてもらえば意思疎通できます。アプリ画面のマイクアイコンをタップしてから交互に話せば、あらかじめ指定した2つの言語のどちらが話されているかを自動認識し、適切に翻訳してくれます。
ただ、音声入力にはコツもいります。全文を言い終わる前にまごついたりすると、そこで一区切りと判断され、翻訳処理が始まってしまいますので、例えば外国語の講演会やスピーチをリアルタイムで翻訳するといった用途には向いていません。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
2
NEC、委託先の情報漏えいで謝罪 「セキュリティ事業を手掛ける企業として反省」
-
3
Google、「Gemini 4 Carbon」発表 「Argon」公開から2週間、サイバー防御能力などを強化
-
4
渦中のGMO、熊谷代表の発信は“火に油”か? 「経営トップが自ら広報」の功罪
-
5
JALの予約システムに不正アクセス 約9万人分の予約情報が漏えい 一部ではパスポート番号も
-
6
Apple、初のタッチ対応「MacBook Pro」発表 新型OLED搭載、国内価格は49万9800円から
-
7
VTuber「兎田ぺこら」グッズにSNSで風評被害→示談成立 「保護者同伴で謝罪などがあったため」
-
8
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
9
「ツイキャス」不正アクセスで停止 復旧までに「相応の時間」
-
10
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR