米Googleが9月8日(米国時間)にモバイルOS「Android 11」正式版を「Pixelシリーズ」など一部の端末に向けて提供を開始した。しかし、OSアップデート後に起動できなくなるゲームアプリが相次いで確認され、ゲーム運営会社はユーザーにアップデートを待つように呼びかけている。
スクウェア・エニックスとコロプラが運営する位置情報ゲーム「ドラゴンクエストウォーク」の公式Twitterアカウントは9日、Android11でゲームが正常に起動しないことを確認したと報告し、アプリのバージョンアップまでOSのアップデートを控えるように呼びかけた。
同じくドラゴンクエストの派生ゲームである「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」(DQMSL)もAndroid11でゲームが正常に起動しないことを確認。「ドラゴンクエストタクト」は、4日付で公式サイトに「Android11のβ版では起動できなくなることを確認した」と告知を掲載した。
この他、バンダイナムコエンターテインメントの「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」も「動作確認・対応は順次進めておりますが、対応完了までにお時間をいただいております」として、動作検証が済むまではOSのアップデートを控えるように呼びかけている。
Android 11は、メッセージングアプリの通知をまとめて表示する「Conversations」(会話)カードや、特定の人物との会話へのショートカットを常時表示する「Bubbles」など、コミュニケーション機能と使い勝手の向上に注力した新OS。Googleは8日から「Pixel 2」以降のPixelシリーズ、OnePlus、Xiaomi、OPPO、realmeの一部機種を対象に順次配信を開始している。
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