デジタル化推進についての意見を、政府が国民から募るWebサイト「デジタル改革アイデアボックス」β版が、10月9日午後5時にオープンした。12日午前10時半までに1200人以上が登録し、900以上のアイデアと1300以上のコメントが寄せられるなど、賑わいをみせている。
政府は、スマートフォンに対応した正式版サイトを15日にリリースする予定だ。
デジタル改革アイデアボックスは、行政のデジタル化や、政府が設立を予定している「デジタル庁」について、誰でも意見を投稿したり、賛否を投票したり、コメントで議論できるサイト。
意見は「生活者・事業者の声」「IT業界の声」「自治体職員の声」「省庁職員の声」「その他」に分けて投稿・閲覧できる。意見やコメントの投稿にはユーザー登録が必要で、SNSアカウントと連携して登録することも可能だ。
ユーザーからは、「サイバー警察を全国組織に一本化すべき」「マイナンバーカードは、パスワードではなく生体認証にしてほしい」「国会議員から各省庁への質問通告は、FAXをやめ完全てデジタル化してほしい」「行政は、暗号化した添付ファイルを送って、その直後にパスワードを送る“PPAP”をやめるべき」「徘徊する認知症高齢者を識別し、探し出せる仕組みを整備してほしい」など、さまざまな意見が投稿されている他、サイトの仕組みの不備やバグの指摘も寄せられている。
システムには、自動処理社の「オンライン討論システム」を活用した。同システムは、政府主催で2010年から14回利用された実績があり、今回は15回目。サイトは11月6日まで期間限定だ。
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