米Microsoft傘下のGitHubは10月23日(現地時間)、全米レコード協会(RIAA)によるデジタルミレニアム著作権法(DMCA)申請を受け、18件のリポジトリを削除した。
RIAAは、米国で録音されたすべての合法的な音楽消費の約85%に相当する録音物を作成、製造配布する業界団体。
削除されたリポジトリはすべて、Pythonライブラリ「youtube-dl downloads」関連のもの。このツールは、YouTubeなどに投稿されている動画の音声と動画のファイルをダウンロードできるようにする。音声ファイルは、mp3として保存できる。
GitHubが公開したRIAAのリクエストによると、これらのリポジトリが提供していたyoutube-dlソースコードの目的は、YouTubeなどが著作権のある音声ファイルを保護するために採用している技術を回避し、RIAA加盟企業のコンテンツを複製、配布することにあるのは明らかだという。
本稿執筆現在、これらのリポジトリのURLには「リポジトリはDMCA削除によりアクセスできない」と表示される。
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