ZOZOは10月29日、3D計測用ボディースーツ「ZOZOSUIT 2」を発表した。採寸に使う目印(マーカー)を旧ZOZOSUITの約50倍に増やし、デザインもカメラで認識しやすいものに変更。計測アルゴリズムも改善し、より精密な3Dモデルが作れるようになったという。同日から新規ビジネス創出に向け、パートナー企業を募集する。
ZOZOSUIT 2は着用者をスマートフォンで撮影して体形を計測し、3Dデータ化するためのボディースーツ。旧ZOZOSUITのマーカーは約400個だったが、ZOZOSUIT 2では約2万個に増やした。マーカーのデザインは、スマートフォンのカメラで捉えやすいよう2mmのドットを使ったものから6mmのドットに変更。撮影中の体の動きを補正する技術を導入するなど測定アルゴリズムも改善し、測定時の誤差は平均3.7mmと精度を向上させた。旧ZOZOSUITの誤差は非公開。
測定精度が向上したことで、スポーツウェアや下着の開発などファッションの分野だけでなく、フィットネス、ヘルスケア、ゲーム、エンターテインメントなどの領域でも活用できるとして、新サービスを創出するパートナー企業を募集する。
旧ZOZOSUITはZOZO(旧スタートトゥデイ)が2017年に無料配布を始めた。これまでに100万件以上の体形データが集まっており、身長と体重を基にユーザーに最適なサイズの服を提案するZOZOTOWNの「マルチサイズ」などで活用している。
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