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ファミマ、無人決済店舗を2021年春にオープン 高輪ゲートウェイの「TOUCH TO GO」と提携

» 2020年11月04日 17時50分 公開
[ITmedia]

 ファミリーマートは11月4日、無人決済店舗を手掛けるTOUCH TO GO(東京都新宿区、以下TTG)と提携し、AI技術による無人決済システムを活用したコンビニエンスストアを2021年春ごろにオープンすると発表した。

photo 店舗の外観と内観イメージ(画像は「TOUCH TO GO高輪GW店」)

 新店舗では、TTGが開発する無人決済システムを活用。店内に設置したカメラで、入店した客と客が手に取った商品をリアルタイムに認識する。客が出口付近の決済エリアに立つと、ディスプレイに購入する商品と支払う金額を表示。客はスタッフと接することなく、電子マネーなどで支払いができる。買い物の時間が限られる朝や移動の合間の時間でも、短時間で買い物を済ませられるという。

photo 入店した客と客が手に取った商品をリアルタイムに認識し、支払い時に商品と金額を表示する

 TTGはJR東日本グループのJR東日本スタートアップ(東京都港区)と金融機関向けのシステムコンサルティングを手掛けるサインポスト(東京都中央区)の合弁会社。2017年に大宮駅、18年に赤羽駅で無人決済店舗の実証実験を行い、同システムを導入した無人決済店舗「TOUCH TO GO」を3月にJR山手線の高輪ゲートウェイ駅構内にオープンした。

 ファミリーマートとTTGが提携することで、コンビニエンスストアの省人化に取り組み、店舗の運営コストやオペレーション負荷の軽減につなげるという。今後は極小商圏の「マイクロマーケット」へ出店できる店舗づくりなど、新しい店舗運営の在り方を検討する。

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