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シャープのマスク、累計出荷1億枚を突破 工場内でささやかな記念セレモニー

» 2020年11月09日 12時05分 公開
[ITmedia]

 シャープは11月6日、三重工場(三重県多気町)で生産しているマスクの出荷枚数が累計1億枚を超えたと発表した。当日は工場内でささやかな記念セレモニーを行ったという。

 6日は三重工場の商品センターの前に約30人の従業員が集まり、シャープディスプレイテクノロジーの森山修二副本部長がマスク生産の現場で活躍した生産部の班長らを表彰して労をねぎらった。その後、マスクを積載したトラックの横で参加者全員の記念撮影を行い、拍手でトラックを見送ったという。

出荷のトラックを見送った

 シャープはマスク不足が深刻になった今年3月、政府の要請を受けてマスク生産を始めた。当初は1日15万枚だった生産ペースは製造装置の増強により徐々に向上し、7月16日に初めて1日60万枚を突破。生産力に余裕が出たことから9月には女性や子どもを想定した「小さめサイズ」を追加した。

 ただし、シャープの不織布マスクは1箱50枚入りで2980円(税別、送料別)と今となっては高価。過去28回の抽選販売は前回までの応募者を抽選対象に含める方式もあって現在も100倍前後の倍率を維持しているが、11月4日抽選分では「ふつうサイズ」の新規応募が1万人を下回るなど、需要は落ち着きを見せ始めている。

  「ふつうサイズ」新規応募数
第1〜10回 累計 844万9896人
第11〜20回累計 47万8856人
第21回 4万1345人
第22回 2万2948人
第23回 2万2214人
第24回 1万7843人
第25回 1万5732人
第26回 1万2413人
第27回 1万5302人
第28回 9225人

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