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無制限ではなくなるGoogleフォト、「生涯の思い出のため」にできることを考えてみたGoogleさん(1/3 ページ)

» 2020年11月23日 08時38分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 Googleが11月11日にGoogleフォトの「高画質」画像と動画の無制限バックアップサービスを終了すると発表したことが、大きな反響を呼びました。非IT系の知人もランチで話題にしたのが感慨深かったです。

 photo 1 発表した公式ブログ

 何が衝撃かというと、無制限バックアップサービスが終了すると、これまでバックアップ先のGoogleドライブの15GBという容量にカウントされていなかった画像と動画が、容量にカウントされるようになり、つまり、うっかりするとすぐに上限に達してGoogleドライブの有料版「Google One」にアップグレードするか、他のサービスに乗り換えなければならなくなるのです。

 今回の「Googleさん」は、このGoogleフォトの話です。ただし、「どのサービスに乗り換えるとお得か?」という話ではないです。個人的には、無制限を終了しても総合的にまだGoogleフォトがお得で持続性があると思っているので(他のサービスだっていつ料金やシステムが変わるか分からないし、なくなっちゃうかもしれないし)。どちらかというと、使い続けるためにできることの話です。

 2015年にGoogleフォトを発表したとき、責任者のアニル・サバルワルさんは「人類はこれまでに何兆枚もの写真を撮影していて、今年だけでも何兆枚もの写真を撮るでしょう」と語り、Googleフォトを、「あなたのすべての写真と動画、生涯の想い出のためのホーム」と紹介しました。

 2015 デビュー当時のGoogleフォト。ロゴもなつかしい

 そのときから、オリジナル解像度(Googleさん用語で「元の画質」)ではなく、ちょっと圧縮してあるけど人間の目には十分高品質な写真と動画(Googleさん用語で「高画質」)であれば、いくらでも、なんの心配もなく、Googleフォトにばんばんバックアップできるようになりました。無料のGoogleドライブには15GBまでという上限がありますが、高画質の写真と動画は容量にカウントしない、というありがたすぎる決まりです。

 無制限だと思うと、「あ、これ気になるな」くらいのものでもとりあえずスマホを取り出してぱしゃっとやります。先日、非IT系の友人3人(めずらしく全員Android端末持ち)と1泊旅行したんですが、全員が1歩進むとぱしゃ、料理が出るたびにぱしゃ、という感じ。中には写真ではなく動画で宿の中などをたくさん撮影する人も。日頃からそうしているそうです。旅の終わりには、私が作ったGoogleフォトのアルバムに4人がそれぞれのコンテンツを追加しました。「同じシーンはいちばんうまく撮れたやつだけ残すからねー」ということにしましたが、アルバムから削除されたコンテンツもクラウドには残ります。

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