米Amazon.com傘下のAWSは12月1日(現地時間)、オンラインで開催中の年次イベント「AWS re:Invent 2020」で、自社開発の機械学習トレーニングプロセッサ「Trainium」を発表した。
EC2インスタンスおよびAmazon内で利用可能になり、TensorFlow、PyTorch、MXNetをサポートする。来年提供開始の予定だ。
2018年のre:inventで発表した「AWS Inferentia」に次ぐ2つ目の独自プロセッサになる。標準のAWS GPUインスタンスと比較して、スループットは30%高く、推論当たりのコストは45%低いとしている。
同社はまた、米Intelと定形し、機械学習トレーニング用にHabanaのトレーニングプロセッサ「Gaudi AI」ベースのEC2インスタンスも2021年前半に提供する計画。
Inferentiaも引き続き使うが、Inferentiaではトレーニングの範囲と頻度の上限になってしまう場合に、TrainiumとInferentiaを併用することを推奨している。
AWS、Alexaのクラウド処理をGPUから独自チップに切り替え 高速化でサーバコストを大幅削減
Amazon、AIカメラでソーシャルディスタンスを確認できるシステムを物流倉庫に導入
AWS、機械学習のための統合開発環境「Amazon SageMaker Studio」提供開始 コード、ノートブック、データセットを1つのツールで
AWS、自身でプロセッサを開発していく姿勢を明らかに 独自開発の第二世代ARMプロセッサ「Graviton 2」発表Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR