カフェチェーン「プロント」などを運営するプロントコーポレーションとロボットベンチャーのTechMagic(東京都江東区)は12月2日、自動でパスタを調理するロボットを共同開発していると発表した。鍋に入ったパスタをゆでる、麺をソースや具材と一緒にかき混ぜる、使い終わった鍋を洗うといった作業を自動化できるという。
2021年上半期をめどにプロントの店舗に導入する予定。キッチンカウンターの上にロボットアーム、カメラ、センサーなどを設置したもので、来店した客が店内のタブレットでパスタを頼むと、ロボットが自動で調理を始める仕組み。パスタをゆでながら洗い物をするなど、異なる作業を同時にできるという。
プロントのパスタメニューのうち、現時点で数種類の調理に対応しているという。調理できるパスタは順次増やすとしている。
現時点では、一度に調理できるパスタの量、調理のスピード、カメラやセンサーの台数、想定される人件費の削減効果――といった詳細は非公開。実用化した場合は、飲食業界の人手不足の解決や、人同士の接触機会の削減などが見込めるとしている。
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