Innovative Tech
Kinectで高品質にリアルタイム3Dスキャン Microsoftなど「TextureFusion」開発
Innovative Tech:
このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。
韓国KAISTと米Microsoft Research Asiaの研究チームが開発した「TextureFusion」は、 Microsoft Kinectに代表される、RGBカラー画像に加えて深度情報を取得できるRGB-Dカメラを用いたリアルタイム3Dスキャンで、高品質のテクスチャマッピングを行う手法だ。
手軽に使えるKinectなどのRGB-Dカメラは、物体や空間のリアルタイム3Dスキャンで広く使われるようになったが、その出力結果には多くのノイズが含まれ、ぼやけた低品質のテクスチャになるのが現状だ。
従来のオンラインスキャン法は、ボクセルごとに色情報を復元するため、空間分解能と時間性能にトレードオフが起きる。深度ノイズ、深度画像とカラー画像のゆがみ、深度フレームとカラーフレーム間の非同期化などRGB-Dカメラ特有の不自然さがカラー画像のミスマッチを引き起こしている。
本手法ではRGB-Dカメラによるリアルタイム3Dスキャンに特化したテクスチャ最適化フレームワークを提案する。このフレームワークは、テクスチャ空間と符号付き距離関数を組み合わせた新しいボクセルグリッドを採用し、高解像度のテクスチャマッピングを可能にする。
撮影した画像をテクスチャマップとして利用するパースペクティブマッピングを採用し、ジオメトリとテクスチャ間のミスマッチを効率的に減少させる。これにより、リアルタイムでジオメトリを更新しながら、時間の経過とともにテクスチャを品質向上させる。
その結果、オンラインでありながら、既存のオフライン法に劣ることのない、非常に優れた復元精度を示したという。また最大35fpsと高速に復元できることも実証した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
豪雨被害の千葉で「通れた道マップ」トヨタが公開 直近3時間の通行実績が分かる
-
2
千葉県の豪雨から一夜 2万軒超で停電続く 千葉市では2260人が避難
-
3
河川監視のライブカメラ水没か――千葉豪雨、村田川の映像が水中に 「こんなの初めて見た」
-
4
サービス終了した「Link!Like!ラブライブ!」開発元が破産 負債103億円超 東京商工リサーチ
-
5
千葉の豪雨、変電所の装置も水に浸かる……東電PG、現場写真を公開
-
6
千葉の「通れた道」、JARTIC地図で確認可能に トヨタやホンダなど5社のデータを集約
-
7
東京ガス子会社、社員が飲酒後にPCを紛失 個人情報約2万件を保存
-
8
熊本「通れた道」マップ、トヨタが公開 ホンダも「通行実績情報マップ」
-
9
ニチレイ、7月のサイバー攻撃で漏えいの可能性 グループ従業員の氏名や社用メアドなど
-
10
悪酔いにチェイサーは効果なし? 日本酒4合+水1Lを飲ませ二日酔い調査 大分大などが研究
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR