前モデルと大きく変わったのはメディア。XQDのシングルスロットがXQD/CFexpressとSDカードのデュアルになったのだ。
CFexpress Type-BはXQDとハード的には同じ。カードの数字を見てもらえば分かる通り、CFexpressはめちゃ速い。連写時や4K動画撮影時に効いてくる(特にRAWでの連写とか)のみならず、PCへの画像/映像吸い上げ時も(USB 3.1 Gen2対応の端子を持っていれば)、すごく速くなる。
速さを重視するなら高価だが高速なCFexpressを、コストや汎用性を重視するならSDXCカードを、万全を期すなら両方を使ってバックアップ記録を設定すればいい。前モデルのZ 6/7はファームウェア2.0でCFexpressカードに対応している。
Zシリーズの特徴はデカいZマウント。フルサイズセンサーに対してめちゃ余裕があるサイズで、ボディ内手ブレ補正でこのセンサーが動く。センサーが動いても余裕のマウントサイズだ。
手ブレ補正は公称で5段分。最近、7段とか8段とか、1秒のスローシャッターでもブレないとかムチャなカメラが出てきているが、Z 6IIの手ブレ補正はそこまで強力じゃない。でも十分な仕事はしてくれる。
今回、レンズを4本借りられたので、それぞれで撮った作例も出したい。
標準ズームと言っていいのが24-70mm F4。沈胴式なので携帯性も高い。
利便性を考えるなら、24-200mm F4-6.3 VRが最高。便利ズームといわれがちだが、写りは高倍率とは思えないほど全域でシャープですごく良いのだ。ニコンはZマウントレンズに「S」のバッジが付いた「S-line」とそれ以外の無印で差別化をしているけれども、だからといって画質に妥協はない感じ。
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