池の畔にいた「オオバン」。やや暗かった上にシャッタースピードを上げていたので感度は上がったがこのくらいならギリギリ使えそう(24-200mm 200mm 1/500秒 F6.3 +2/3 ISO11400)単焦点レンズは85mm F1.8を。ポートレート向きのレンズだが、ポートレートはすでに出したのでここでは招き猫を。
さらにF2.8通しのハイエンドズームレンズが3本(いわゆる大三元レンズ)ある。そこから超広角の14-24mmを。小さな液晶モニターを持っており、焦点距離、フォーカス位置、絞りのどれかを表示できる。
ピクチャーコントロールを使えば様々なフィルタもかけられる。
使ってみて感じたのは全体の動作がキビキビサクサクしてること。前モデルと並べて比較したわけじゃないのでなんともいえないが、全体にレスポンスが良くなってると思う。
画質も相変わらずいい。階調も滑らかで発色もナチュラルな印象的だ。
気になったのは、操作系の癖。例えば、デフォルトで背面には十字キー(マルチセレクター)とスティック(サブセレクター)があるが、メニュー操作や再生時のコマ送りに使えるのは「十字キー」だけで、スティックは使えない。メニュー操作時や再生時につい反射的にスティックで動かそうとして、撮影画面に戻ってしまうことがままあった。十字キーよりスティックの方が押しやすい位置にあるからついそっちに指が伸びてしまうのだ。
操作のカスタマイズで「マルチセレクタと同じ」にすると対応可能なので、自分が使いやすいようにしたい。
と、操作で戸惑うことはあったが、極めてハイレベルなオーソドックスカメラで使ってて安心感はあるし出てくる絵もすごくレベルが高いし、スペックに現れないこだわりが随所に見られる名機だと思う。
高いレベルでバランスが取れていてどんなシーンでも仕事をしてくれるカメラだ。
(モデル:長谷川実紗)
【訂正:2020年12月25日14時50分 初出時、カメラのキーカスタマイズについて一部内容に誤りがありました。お詫びして訂正いたします】
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