荻窪圭のデジカメレビュープラス
快適に進化したニコンの主力ミラーレス一眼「Z 6II」 ファインダーが秀逸(1/4 ページ)
フルサイズミラーレス一眼で先行するソニーの「α7」シリーズを追うキヤノンとニコン。でもキヤノンが「EOS R5/R6」と新しい主力モデルをドカンと投入したのに対し、ニコンは「Z 6II」「Z 7II」と前モデルのマイナーチェンジ? ……と思いきや、いざ使ってみるとかなり進化してる。
見た目もあまり変わらないのでマイナーチェンジに見えるのだけど、画像処理エンジンを2基搭載したせいか実にキビキビと動いて快適で、一足先に登場した「Z 5」に比べると多くの面で違いを感じさせる。さすが上位モデル。
個々のスペックに分かりやすい「スゴさ」(手ブレ補正10段!とか100コマ連写!とかそういうの)はないので目立たないかもしれないけど、全体に底上げされててカメラとしてバランスよくレベルアップしてたのだ。
何といってもファインダーが魅力
Nikon Z 6IIは2018年に発売された「Z 6」の後継モデル。Z 6自体発売後の瞳AF搭載、20年初頭の動物瞳AF対応とファームアップで進化しており、その上でハードウェアをレベルアップさせたカメラだ。2450万画素のフルサイズセンサーを搭載しており、高画素機Z 7IIの弟分となる。
手にして最初に感じるのは、前モデルの時もそうだったけど、撮影の快適さ。グリップは細めで程よい深さを持っていて握りやすいし、伝統となっているシャッターボタンまわりの電源は握りながらサッと電源を入れられて実に良い。
そしてファインダー。EVF自体は369万ピクセルと特筆すべき解像度ではないが、のぞいてみると大きくて明るくてクリアで気持ちいいのだ。見た瞬間にびっくりする。
EVFのパネルのみならずレンズにもこだわっているのだろう。ファインダーをのぞいて撮りたくなるのだ。
ファインダー内表示を切り替えるディスプレイボタンが親指ですぐ押しやすいところにあるのもいい。ヒストグラムや水準器、細かい撮影情報を表示したい時もあれば、構図に集中するため余計な情報は出したくない時もあるわけで、それを瞬時に切り替えられるのだ。
で、被写体を狙ってシャッターを押す。シャッターボタンの感触はすごくストイックな感じだ。
連写H+にすると連写時のブラックアウトをほとんど感じないのもいい。連写は最高で秒14コマだ。
AF周りはちょっと使い勝手が変わった。AFモード選択画面を見てもらえるとよく分かる。
人物瞳検出と動物瞳検出がAFエリアモード選択画面に吸収され、オートエリアにとワイドエリアそれぞれに「人物」と「動物」検出付が加わりAFエリア関連が1つにまとまったわけだ。
多くのカメラはAFエリア選択と人物/動物検出オンオフが別項目になってるけど、Z 6IIでは1つに統合しており、とりあえず、人を撮ったり猫を撮ったりしたい身には便利である。
AFポイントは275点。手動でAF枠を合わせたいときは、背面モニターで撮るときはタッチAFを使えばいいし、そうじゃない時はスティックを使う。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
荻窪圭のデジカメレビュープラス
デジタルカメラ関連の製品レビューやコラムを掲載しています
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「年齢は合ってますが、人間ではありません」 6歳の飼い猫に届いた“進研ゼミの案内” なぜ届いたのかベネッセに聞いた
-
2
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
3
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
4
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
5
ジョーシンへの不正アクセス、最大623万件漏えいか 運転免許証2件・マイナカード1件なども
-
6
グッスマに不正アクセス、公式EC閉鎖 会員の住所や注文履歴など漏えいか 再開目処立たず
-
7
野村総研、サイバー攻撃時の「能動的なシステム停止」を支援する新サービス
-
8
Microsoft、約6万人対象の希望退職制度を発表 巨額のAI投資で経費抑制か
-
9
タイムズカー流出で顧客らが損害賠償求め運営会社提訴へ サイト開設の弁護士が記者会見
-
10
Anthropic、IPOを正式申請 上半期売上高は約14倍、純損失807億ドル
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR