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進研ゼミ、小学生に「鬼滅の刃」漢字・計算ドリル無償提供 想定以上の応募で12万人→30万人に拡大

» 2021年02月02日 08時18分 公開
[岡田有花ITmedia]

 「春の進級準備に“全集中”」――ベネッセコーポレーションが運営する通信教育講座「進研ゼミ小学講座」は、全国の小学生を対象に、「鬼滅の刃」とコラボレーションした漢字・計算ドリルを無償提供する。4月から小学2年生〜6年生になる子どもが対象で、学年ごとに編集したドリルを届ける。新1年生には「『鬼滅の刃』シール」をプレゼントする。

 特設サイトで申し込みを受け付けているが、2月1日の受付初日から「想定を上回る応募があった」として、提供予定数を先着12万人から30万人に拡大した。2月12日から順次発送する予定だが、応募が多く、時間がかかる見通しという。

画像 ドリルのサンプル
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画像 1年生向けのシール

 「鬼滅の刃の世界観で子どもたちの学習意欲を引き出し、アニメのシーンを想像しながら楽しく、印象づけながら理解を定着できるよう、一問一問こだわって開発した」というドリル。問題には鬼滅の刃のキャラが登場し、キャラの画像をふんだんに盛り込んだ。

 例えば漢字ドリルは、「猪突猛(しん)」(進)、「炭治郎が人を(まも)る」(守)、「善逸が(ひめい)をあげる」(悲鳴)ど、鬼滅の刃をテーマにした書き取りが勉強できる他、計算ドリルでは「炭治郎が炭を67本作りました。この炭を7本ずつたばにします。たばは何たばできて、何本あまるでしょう」といった問題を収録する。

 ドリルを申し込んだ人から抽選で9人に、鬼殺隊の最高位「柱」の9人がそろったオリジナルの「『鬼滅の刃』全集中!けん玉9連」をプレゼントする。

画像 「鬼滅の刃」全集中!けん玉9連

 同社が今年1月に小学校の教員515人に調査したところ、小学2〜6年生の教員の4割以上が、昨春の一斉休校の影響で「例年よりも子どもの学習内容の理解が浅くなっている」と感じているという。

 これを受け同社は、子どもたちに学習内容のおさらいをしてもらうべく「鬼滅の刃」とのコラボドリルを開発。当初は会員向けに4月号で届ける予定だったが、一部を再編集し、会員以外にも広く提供することにした。

 今後、小学生・中学生の会員向けにも、4月号で「鬼滅の刃」コラボレーション教材や文具を届ける予定だ。

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