非中央集権SNS「Mastodon」(マストドン)の開発者であるドイツ在住のオイゲン・ロチコさんは2月5日(現地時間)、マストドン公式ブログで公式のiOSアプリを2月8日から開発スタートすると表明した。
マストドンでは全ての機能をAPIによりWebインタフェースで提供するAPIファーストのアプローチを取っているため、サードパーティー製品が豊富にある一方、公式のマストドンアプリが存在しない(Webブラウザでのモバイル向けUIはサポートしている)。
このため、新規ユーザーにとっての体験は必ずしも良好でない可能性があるとオイゲンさんは指摘。新規ユーザーがマストドンを始める助けとなる無料の公式アプリが必要で、より多くのユーザーがマストドンに来れば、サードパーティーアプリも恩恵を受けると開発意図を説明している。
開発にはロチコさんの他に、mstdn.jpの運営元でTwitterクライアント「Twidere」のメンテナンスを担当している米Sujitechが当たり、米ニューヨークのLickabilityがUXデザインを担当する。
機能に関するロードマップはオイゲンさんが構想を終えており、まずは公式のオープンソースiOSアプリを提供する計画だ。機能を最小限にとどめた最初のバージョンは夏までにApp Storeで提供開始する予定。
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