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ファブリック調の「ルンバ i3+」発売 自動ごみ収集機付きで10万円切る

» 2021年02月17日 13時01分 公開
[ITmedia]

 アイロボットジャパンは2月17日、ロボット掃除機「ルンバ i3+」を発表した。ルンバが戻ってくると自動でごみを吸い出す「クリーンベース」付きで価格は9万9800円(税込)。ボディ上面にルンバとして初めてファブリック調デザインを採用した。

ルンバとして初めてファブリック調デザインを採用した「ルンバ i3+」
自動でごみを吸い出す「クリーンベース」付き

 コストパフォーマンス重視の中位モデル。2月26日に全国の販売店や公式ECサイトで販売する。自動ごみ収集機なしの「ルンバ i3」(6万9800円)も同時に発売する。

 アイロボットジャパンの挽野元社長は「アイロボット史上、最高のコストパフォーマンス。ロボット掃除機を市場に浸透させるための戦略的な商品」と胸を張った。

アイロボットジャパンの挽野元社長

 吸引力やクリーンベース対応などの掃除に関する基本的な機能は上位モデル「Roomba i7+/i7」と共通。「クリーンベースには最大60日分のごみを溜められる。数カ月間は掃除のことを気に掛ける必要がない」という。ただし「iRobot HOME」アプリで部分清掃エリアや進入禁止エリアが設定できないなど一部機能に制約がある。

 上面のファブリック調デザインは、布ではなく専用に作ったフィルムによるもの。米国本社のデザインチームが各国の家庭でのヒアリングを通じ、「インテリアになじみ、主張しすぎないデザイン」を目指した。指紋やホコリも付きにくいという。

 挽野社長は「2020年は巣ごもり需要で白物家電が好調だった。これを追い風として新しい挑戦を始める」とし、ルンバi3+の発売を機にこれまで普及率の低かった“若い家族”にロボット掃除機を売り込む考えを示した。2月から5月にかけ、抽選で合計1万人に2週間無料でルンバ i3+を試用できる体験キャンペーンなどを実施する。

 「1万人が2週間、掃除を手放す(=ロボット掃除機に任せる)と合計5万3000時間もの時間を生み出せる。ルンバが掃除する面積に換算すると約1万7900km2。四国とほぼ同じだ」

ロボット掃除機の機能比較表(出典はアイロボットジャパン)

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