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センサー内蔵の野球ボール活用で選手データを分析・管理 KDDIなど

» 2021年03月01日 15時52分 公開
[ITmedia]

 IoT事業を手掛けるアクロディア(東京都新宿区)とスポーツ向けサービスを手掛けるユーフォリア(東京都千代田区)、KDDIの3社は3月1日、IoTセンサーを内蔵した野球ボールなどを使って各選手の球速・回転数や、体調データを一括管理できるサービス「athle:tech for TEAM」(アスリーテック for TEAM)の提供を始めた。

野球ボールにセンサーを内蔵した「TECHNICAL PITCH」

 サービスの第1弾は野球チーム向けで、野球ボールにセンサーを内蔵したアクロディアの製品「TECHNICAL PITCH」を活用する。このボールをピッチャーが投げると、球種や球速、回転数、傾きなどをセンサーが捉える。蓄積したデータはチーム内での分析に使える他、全国平均との比較も可能という。

センサー内蔵野球ボールから取得できるデータ

 各選手に体温や睡眠時間、疲労度などを入力してもらうことで体調データを管理できる仕組みも用意。コーチやトレーナー、栄養士などのスタッフが各選手の体調推移を手軽にチェックできるとしている。

 このサービスはすでに日本大学第三高等学校など複数校が導入しているという。今後はサッカーやバレーボールなど、他の競技へも展開予定。サービス内でのコミュニケーション機能やチーム分析機能なども充実させるとしている。

「athle:tech for TEAM」(アスリーテック for TEAM)で管理できる各種データ

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