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世界初、ハイエースで全日本ラリー参戦

» 2021年03月05日 12時21分 公開
[岡田有花ITmedia]

 自動車部品の販売を手掛ける丸徳商会(埼玉県)は、トヨタ自動車の「ハイエース」で、2021年度の全日本ラリーにスポット参戦すると発表した。世界初の試みという。

 ハイエースの乗り心地を改善するためのパーツ「CAST」の製造・開発を手掛けるサンコーワークス(千葉県)とともに、レーシングチーム「CAST RACING」を結成。CASTの実地検証も兼ねてレースに参加する。

画像 レースに参戦する「CAST RACING MARUTOKU号」
画像 「CAST RACING MARUTOKU号」とメンバー

 現行型トヨタハイエース「TRH200」を使った2台でJN-3クラスに参戦。全日本ラリー第3戦「ツールド九州2021in唐津」(4月9日〜、佐賀県)を皮切りに、複数のレースに参加する。チームの監督は、丸徳商会の徳間信平社長が務める。

 1台目「CAST RACING SANKO」のドライバーはサンコーワークスの喜多見孝弘代表、コ・ドライバーは木原雅彦氏、2台目「CAST RACING MARUTOKU」のドライバーはモータージャーナリストの国沢光宏氏、コ・ドライバーは槻島もも氏。

 MARUTOKUは社員ドライバーの板倉麻美氏も起用し、他カテゴリーのラリーへの参戦も計画している。

画像 CAST新製品の一部

 CASTは、サンコーワークスが開発・製造する、200系ハイエース用機能性パーツ群。新たに「トルク感知式サイレントLSD」「40段調整式Neo Tune別タンク式ショックアブソーバー」などをラインアップに加えた。

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