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掃除しにくい場所を指摘するロボット掃除機 パナソニックが「ルーロ」アップデート

» 2021年03月22日 12時26分 公開
[ITmedia]

 パナソニックは3月22日、ロボット掃除機「RULO」(ルーロ)のソフトウェアアップデートを4月下旬から実施すると発表した。掃除記録「ゴミマップ」を改良。掃除できなかったエリアやエラーが発生した場所をユーザーに知らせる機能を追加する。

「MC-RSF1000」と専用スマートフォンアプリの画面
掃除していないエリアも部屋として表示。ゴミの量も色の濃淡で表現
エラーの発生した場所と内容が分かる

 ゴミマップは、ルーロがレーザーSLAM(SLAM:Simultaneous Localization and Mapping)で作成した地図に、センサーがごみを検知した場所を重ねて表示する機能。これまではルーロが走行した範囲しか表示できなかったが、アップデート後は部屋の壁や障害物、掃除できなかった場所も部屋の一部として表示できる。ごみ分布画面は色の濃淡でごみの量を示す。

 ユーザーは専用スマートフォンアプリ「RULOナビ」(iOS、Android)でゴミマップを表示。ルーロの移動した軌跡をアニメーションで再現したり、エラーマークをタップして「タイヤが床面から離れました」など内容を確認したりと「掃除しやすい部屋作り」に役立てられる。

 アップデートの対象機種は「MC-RSF1000」「MC-RSF700」「MC-RSF600」。4月下旬に配布を始める予定で、詳細はパナソニックのサポート情報ページで公開する。

 ルーロは2015年からパナソニックが販売しているロボット掃除機。壁際も掃除しやすい三角形状が特長で、2020年4月には千葉工業大学未来ロボット技術研究センター(fuRo)のレーザーSLAM「ScanSLAM」技術を取り入れた機種を発売した。

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