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「メルブラ」新作 TYPE-MOONの人気格闘ゲームが“月姫リメイク”に合わせリニューアル マルチプラットフォーム展開で2021年発売

» 2021年03月26日 12時04分 公開
[ITmedia]

 スマートフォンゲーム「Fate/Grand Order」(以下、FGO)などを手掛けるノーツ(東京都台東区)は3月26日、2D型対戦格闘ゲーム「MELTY BLOOD」(メルティブラッド、以下メルブラ)の新作タイトル「MELTY BLOOD: TYPE LUMINA」(タイプルミナ)を発表した。対応プラットフォームはプレイステーション4、Nintendo Switch、Xbox One。発売時期は2021年内で価格は未定。日本語の他、英語、中国語、韓国語に対応する。

「MELTY BLOOD: TYPE LUMINA」(タイプルミナ) 「再び臨むは、蒼き硝子の月。しかして貴方は、其所で何を目にするのか──」

 従来タイトル同様、シナリオはノーツの奈須きのこさん、キャラクターデザインは同社の武内崇代表、システム開発は同人サークルのフランスパンが手掛ける。制作・販売はFGOを開発するディライトワークスが担当する。出資はノーツ、ディライトワークス、アニプレックスの3社。

 21年8月26日発売予定のPS4、Nintendo Switch用ソフト「月姫 -A piece of blue glass moon-」(以下、月姫リメイク)の世界観をベースに、総勢10人以上のキャラクターが登場する。現時点で公開されているのは、遠野志貴、アルクェイド・ブリュンスタッド、遠野秋葉、シエルの4人。ただし、メルブラシリーズのメインキャラクターの一人であるシオン・エルトナム・アトラシアは本作に登場しない。

photophoto 遠野志貴、アルクェイド・ブリュンスタッド、遠野秋葉、シエルの4人が参戦することは確定

 シオンが登場しないため、シナリオはこれまでのメルブラシリーズの続編とはならない。月姫リメイクに合わせたシナリオが各キャラクターに用意されるという。

photophoto 志貴と秋葉のストーリー画面
photophoto アルクェイドとシエルのストーリー画面

 月姫リメイクのキャラクタービジュアル一新に合わせ、メルブラ新作向けにも武内さんが立ち絵を描き下ろし。バトルキャラクターはHDグラフィック環境に対応したドット絵で描かれる。バトルシステムも、現在の環境に合わせて一から制作しているという。同じ攻撃ボタンの連打で連続技が出せるなど、格闘ゲームを普段遊ばない人でも楽しめる工夫をしている。

 メルブラはノーツ(同人サークル「TYPE-MOON」)とフランスパン(旧渡辺製作所)が2002年に発売した同人の格闘ゲーム。00年にTYPE-MOONが発売したPC向けビジュアルノベルゲーム「月姫」の世界観を基に、月姫関連作品に登場するキャラクターたちがバトルを繰り広げる。

 05年にはアーケード版となる「MELTY BLOOD Act Cadenza」(アクトカデンツァ)が稼働開始。その後もシナリオやキャラクターを追加しながら、プレイステーション2、PC、アーケード版をリリースした。2016年にはPC向けゲームの配信プラットフォーム「Steam」で「MELTY BLOOD Actress Again Current Code」(アクトレスアゲイン カレントコード)を発売した。

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