ソフトバンクと電気通信大学は3月30日、AIを活用して手話をテキスト化するツール「SureTalk」を開発したと発表した。ビデオ通話と組み合わせることで、健常者と聴覚障害者の円滑なコミュニケーションに役立つという。
深層学習技術を活用し、手話を行う人の映像から話者の姿勢や動きを分析。手話の動きと日本語の対訳などを学習させたAIで、日本語のテキストに変換する。
日本語と同じ文法の手話「日本語対応手話」に対応。音声認識エンジンを活用し、健常者の話し声をテキスト化する機能も搭載する。手話・音声どちらの場合も、出力したテキストはチャット画面で送受信できる。
これまで茨城県水戸市に試験提供していたが、4月からは東京都調布市や社団法人「福島県聴覚障害者協会」にも提供。今後は利用者からのフィードバックを基に、UIの改善や、AIに学習させるデータの収集を行う。日本語とは異なる文法の手話「日本手話」への対応も目指す。
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