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» 2021年04月27日 05時10分 公開

Apple WatchでiPhoneのFace IDアンロックを初体験して分かったこと Apple Watchはもはや必須CloseBox(1/3 ページ)

iOS 14.5とwatchOS 7.4でついに実現した「マスク装着時のFace IDアンロック」、早速試してみた。

[松尾公也,ITmedia]

 長い戦いだった。

 iPhoneのiOSが14.5へアップデートされたことで、待望の「マスク装着時アンロック対応」が実現したのだ。

photo iOS 14.5にアップデート

 iPhone X以降に搭載されているAppleの認証システム「Face ID」は、深度センサーを用いた高度な顔認証を行う方式で、その精度には定評があるのだが、顔の一部が隠れていると、認証のためのパスコードが必要となる。これで困るのがマスク装着が社会的義務になった人、つまり2020年から現在までのわれわれだ。iPhoneをアンロックするのにマスクを下すのもはばかられるので、そのたびにiPhoneに6桁の数字を入力することになる。

 このため、指紋認証のTouch IDを搭載したモデル復活を望む声も大きくなっている。そのため、あえてiPhone 12ではなくiPhone SE2にするユーザーも一定数いる。

 認証の精度を下げずに、セキュリティを確保したうえでマスク装着時の認証を改善する。このためにAppleは1年以上を要した。

 Appleは2020年5月、iOS 13.5へのアップデートによって、マスクを装着しているときにすぐにパスコード入力に移行するように改善した。それまでは、パスコードに移るまでにも時間がかかるという面倒な状態だったのがわずかに改善されたことになる。

 同じころ、中国のTencent Security Xuanwu Labは、iPhoneのマスク問題を回避する方法を編み出した。マスクの左右片側だけを装着した状態をFace IDの「もう一つの容姿」として登録するというハックだ。

 しかし、これもセキュリティが大幅に低下するため推奨はできないという。

 Apple Watchによるアンロックは、Macユーザーであれば既に体験していることだ。Apple Watchを装着した状態でMacのキーボードやマウス、トラックパッドに触れるとパスワード入力なしにログインできる。ソフトウェアのインストール時に必要なパスワード入力も、Apple Watchのサイドボタンをダブルクリックするだけで可能だ。

 実をいうと、最近のMacBookに備わっているTouch IDボタンもさほど必要ないくらいに便利である。

 さて、ここまで書いているうちにiOS 14.5のインストールが終わり、その後に可能になったwatchOS 7.4のアップデートも完了したのでいよいよマスク装着時でのiPhoneアンロック体験を始めてみる。

photo iOS 14.5
photo watchOS 7.4

 ちなみに、対応しているApple WatchはSeries 3以降だ。 Series 3は2万1780円(税込)で買える。ただし、ソフトウェア・アップデートには容量不足のため失敗することがある。その場合にはいったんペアリングを解除するアップデートに成功し、iPhoneアンロックが可能になったという報告がある。

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