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パナソニック、コンセント火災防ぐ「感熱・トラッキングお知らせコンセント」発売 

» 2021年04月28日 15時26分 公開
[ITmedia]

 パナソニックは4月28日、コンセントや、コンセントやプラグが原因の電気火災を防ぐ「感熱・トラッキングお知らせコンセント」を5月21日に発売すると発表した。温度センサーを内蔵した製品で、異常な温度上昇を検知すると、音とランプで知らせた上で、電気を自動遮断する。

 100V用15A、100V用15A・20A兼用(エアコン向け)、200V用15A・20A兼用(同)の商品をラインアップした。価格は1万780円〜1万5730円(税込・工事費別)。

画像 ニュースリリースより
画像 商品ラインアップと価格

 電気火災の発火源として最も多いのはコンセントとプラグで、そのうち8割は「異常過熱」と「トラッキング」によるものだという。

 異常過熱は、プラグの差し込みが不十分な場合などにプラグの栓刃とコンセントの刃受け間の接触抵抗が大きくなり、プラグの表面温度が急上昇して樹脂が燃え、ショートすることで発生。トラッキングは、コンセントとプラグの隙間たまったほこりが湿気を吸収することで表面が炭化することで発生する。

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 新製品は、独自のアルゴリズムにより、コンセントとプラグの金属接続部の異常な温度上昇を検知して電気を自動遮断する他、トラッキング発生時特有の温度変化を検知し、トラッキング火災も防ぐ。

 既設のコンセントと取り替えられるため、ほこりがたまりやすく長期間コンセントを差し続ける洗濯機や冷蔵庫、TVのコンセントのリニューアルなどに向いているとしている。

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