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» 2021年04月30日 13時44分 公開

さいたまで、モビリティのデザインと未来を考える 自動運転バスに乗ってきたデジタルネイティブのためのフォントとデザイン(モビリティ編)(1/4 ページ)

さいたま市が、自動運転に力を入れている。この地に転居した筆者が、たらしいモビリティ技術のUI、UXを探ってみた。

[菊池美範,ITmedia]

 2021年4月25日から28日までの4日間、さいたま市で自動運転バスの実証実験が実施された。東京大学空間情報研究センターが主催し、さいたま市と国土交通省関東地方整備局が協力したこの実験は、都市部での本格的な自動運転の実装に向けての取り組みである。コロナ禍による感染拡大の影響で控えめな告知とプロモーションだったが、筆者は3月末にこの実験エリア近隣に転居していたため、運よく情報を知り体験試乗することができた。

photo 実証実験数日前に見かけた告知の看板
photo 実証実験の内容を告知したフライヤー

 実はこの件について国土交通省関東地方整備局に取材を申し込んだのだが、現状では取材を受ける体制にないとの回答だった。残念な思いで試乗を諦めていたところ、体験試乗の枠にキャンセルが出たので乗ってみませんかとの連絡があり、4月27日の乗車枠で乗り込むことができた。撮影許可はいただいたので、まずは10秒と15秒の短い動画をご覧いただきたい。

筆者が体験試乗できたのはJRさいたま新都心駅前のロータリーから大宮区役所まで10分弱のルート。大宮区役所から出発したバスは自動運転で乗り場に到着。ドアの開閉もドライバーなしで自動で行われる
さいたま新都心駅を出発したバスはロータリーを一周し、駅前複合商業施設のコクーン3を右手に見ながら旧中山道を右折して大宮区役所に向かう。信号の状況や歩行者の動きをセンサーが感知しながら判断して、安全に右折していった

新しいモビリティ実験の拠点、さいたま新都心

 自動運転に使用されているバスはフランスのNAVYA(ナビヤ)。定員は11人乗りだが、今回の実験で乗車できるのは4人まで。運転速度も時速18km程度と自転車並みの低速走行だ。ただしこの速度でも地域住民には十分なメリットがある。運行ルートの起終点に選ばれた大宮区役所は2020年、氷川神社の参道沿いにあった大宮図書館とともにこの場所へ移転したのだが、大宮駅からもさいたま新都心駅からも徒歩ではやや遠く、東武バスや自転車を使って利用される方も多い。シニアの方や歩行に不自由されている方にとっては、運用次第で安全で便利なモビリティとなる可能性を秘めている。

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