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自販機とじゃんけん勝負! 相手はツインテールの「さくらさん」 JR東京駅などに設置

» 2021年05月11日 13時34分 公開
[ITmedia]
画像 AIを搭載した飲料自動販売機のイメージ

 JR東日本クロスステーションは5月11日から、AIを搭載した飲料自動販売機の実証実験を、新宿駅など都心の主要駅で行う。

 カメラが顧客の顔を認識し、年代に合った商品を紹介する他、ディスプレイに映ったツインテールの女性キャラ「さくらさん」とじゃんけんしたり、占いゲームしたりもできる。コロナ禍でも「自販機で双方向コミュニケーションを実現」するとしている。

 自販機正面の15インチのディスプレイに、ツインテールの女性キャラ「AIさくらさん」のアニメーションを表示。さくらさんは、タッチパネルの操作に対応して商品の説明などを行う他、口頭の質問にも答えられる。ディスプレイの下部にセンサーを設置することで、非接触操作にも対応した。

 客は、さくらさんとおみくじを引いたり、じゃんけん勝負をしたりできる。おみくじの結果に応じておすすめ商品が表示され、じゃんけんに勝つと、自販機と連携したスマホアプリ「アキュアパス」で使えるクーポンがもらえる。

画像 自販機正面の15インチのディスプレイに表示されるツインテールの女性キャラ「AIさくらさん」

 顔認識システムを備えたカメラも搭載しており、利用者の性別・年齢層、外の気温、時間帯に応じておすすめの商品を紹介する。駅員のおすすめ商品や年代別おすすめ商品のランキングも表示する。

 新宿駅・上野駅・東京駅・品川駅・秋葉原駅で計10台展開する。

 同社は、双方向コミュニケーション機能のある「インバウンド向け多機能自販機」の実証実験を2020年に実施。おみくじなどのコンテンツ利用や、若年層男性の操作が多いことが分かったため、今回、じゃんけんなどのゲーム機能を追加した新型の実証実験を行うことにしたという。

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