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突然のコロナ感染、その時あってよかったもの 非常持ち出し袋がホテル療養セットにデジタル防災を始めよう(3/6 ページ)

» 2021年05月15日 08時09分 公開
[戸津弘貴ITmedia]

コロナ療養のためのアイテムリスト

  • 室内着(寝間着):基本は部屋から出られないが、それゆえに気分の切り替えのため起床時と就寝時の着替えはあると良い。速乾性のトレーニングウェアなどなら自分で洗濯もできすぐ乾くのでよい。
  • 下着セット:荷物になるので2組ほど。アウトドア用の速乾性のものをパッキング。今着用しているものと合わせて3組あるのでローテーションで使用する。
  • タオル:バスタオル最低1枚、フェイスタオル最低2枚あるとよい。アウトドア用の速乾性のものなら使ったり、洗った後すぐ乾くので最小限の準備で良い。
  • 枕など室内アイテム:枕が変わると寝られない、抱き枕が欲しいという人は持ってゆくと良いだろう。もちろん、抱き枕カバーは推しキャラのものだ。誰も見にくることはないので安心しよう。
  • カップスープ、インスタントコーヒー、ティーバッグなど:食事は弁当が出るが、スープやお茶は基本的には同じものを必要に応じてもってゆく方式なので、気分を変えるためにもバリエーションをつけて持っておくと良い。フレーバーティーやジャスミン茶などを入れておいてもらったので、療養期間後半の気分転換になった。粉末のスポーツドリンクを持っていくのも良いだろう。
  • マグカップ:普段使いのものでも良いが、樹脂製やアウトドア用など、落としても割れないものがよいだろう。上記のカップスープやインスタントコーヒーなどを飲むのに重宝した。電話でも繰り返し「持ってくるといいですよ」とオススメされたので忘れずに用意しておこう。
  • お菓子類:好きなお菓子や行動食、栄養補助食品など。甘いものからしょっぱいもの、酸っぱいものなどこちらもバリエーションをつけて。基本部屋から出ないのでたくさんある必要はないが、口さみしい時や、味覚チェック、ストレス解消などで少しでもあると気が紛れる。ガムとかでもよいかも。同様に、フルーツ類があると、偏りがちな食事にワンポイントの彩りが添えられる。初日に、家からカットフルーツを持って行ったほか、オレンジの差し入れがあった日もあった。弁当は毎食よく考えられているが、こういう新鮮なフルーツがあるのはうれしい。
photo オレンジの差し入れ
  • シャンプー、化粧品類:部屋は乾燥しているのでリップクリームなどはあった方が良い。1週間以上療養する人もいるので、シャンプーなどこだわりのある人は持って行った方がいいかも。
  • 体温計:毎日の検温で必要だ。
  • 保険証、常備薬の処方箋、お薬手帳など:財布やパスケースに入っているが、防災対策として、Evernoteなどにスキャンデータをアップしてすぐに参照できるようにしておいた。スマートフォンさえあれば、必要な情報、書類をすぐ参照できる。幸い使う機会はなかったが、手元に全部あるという安心感でストレスを防げたのはよかった。
  • ノートPC、タブレット:時間もあるし、仕事を進めようかとノートPCを持ってきたが、倦怠感などで結局仕事は進まなかった。タブレットで読書もそれほどはかどらなかったが、見たいと思ってた映画やアニメ、ドラマなどを消化するのに役立った。好きなアイドルや推しキャラの画像などあったりすると励みになるかもしれない。
  • 充電器、電源タップ類:コンセントが足りない場合もあるので、USBポートがたくさんある充電器や電源タップがあると便利。モバイルバッテリーはあまり必要なかった。
  • 趣味道具:あまり凝ったものや集中力を必要とするものよりは、単純な動作、練習をするようなもの、例えばルービックキューブやちょっと前ならハンドスピナーのようなものだといい暇つぶしになる。筆者は、西部劇で使うようなモデルガンを持っていき、ガンスピン(銃をくるくる回すアクション)の練習をやった。意外といい運動になったと思う。
  • 運動のための準備:1日の大半を狭い室内で過ごすので、どうしても運動不足になってしまう。用意される弁当や自分で持ち込むお菓子類などカロリーは過剰気味になる。それほど激しい運動もできないが、ストレッチやウェイトトレーニング(配布されるペットボトルを活用してもよい)など、1日1回は体を動かすルーティンを組み込んでおくと良いだろう。

 上記の必要アイテムは全てデイバッグに収まった。療養先への行きは、感染対策が取られた車両が迎えにくるが、帰りは公共交通機関など自力で帰る必要があるので、ICカードや多少の現金は必要だ。

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