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突然のコロナ感染、その時あってよかったもの 非常持ち出し袋がホテル療養セットにデジタル防災を始めよう(1/6 ページ)

» 2021年05月15日 08時09分 公開
[戸津弘貴ITmedia]

 本連載筆者の戸津弘貴さんはゴールデンウイーク中、新型コロナウイルス感染症にかかり、ホテルで療養していた。4月の連載が掲載されなかったのはそういう経緯だ。今回は「デジタル防災を始めよう」特別編として、その体験記をお届けする。


 それは突然にやってきた。

 ちょっと熱っぽいなと感じて体温を測ったら37.5度あり、まぶたが重く頭痛があったので発熱外来を受けたら、なんと新型コロナウイルス感染症の陽性反応が出たのだ。

 保健所からはホテル療養の案内があり、準備でき次第入所してもらうということで、自宅ではすぐに家族と隔離した生活に移行してホテル療養の準備を行った。療養先は品川プリンスホテルであった。

photo 筆者の療養先、品川プリンスホテル

 幸い、「【番外編】今すぐ備える防災アイテム いざというときのために、これだけは用意しておこう」にてリストしていた非常持ち出し袋と、普段から出張セットで準備していた着替え類、アウトドア用の食器などがあったので、それらをまとめてホテル療養セットにするのは容易だった。

 東京都からも「新型コロナウイルス感染症の軽症者等に係る宿泊療養について」という情報が公開されており、必要なものがリストアップされている。

photo 都知事からの激励も

 担当者から何回か電話連絡があり、その際にも持ち物が案内されるのだが、自分が感染してしまったという動揺があるうえ、あわただしく準備することになるので漏れが生じてしまいがちだ。事前に準備しておけば抜けや漏れを防止できるので、防災を兼ねて準備しておくことをお勧めしたい。

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