Google フォトの代替、あるいはGoogleドライブの代わりも含めた単純なクラウドストレージとしての利用を考えると、移行先としてOneDriveを選ぶメリットは少ない。
前身であるSkyDrive時代からの歴史の長さやWindows OSとの統合などから知名度は高く、“4大クラウドストレージ”のような文脈でも挙げられることが多い有名サービスだが、料金プランからも見て取れるように、OneDrive単体での利用はメインターゲットとしていないことが伺える。
Microsoftが提供するサブスクリプションサービスの一部でしかなく、Office製品をどこからでもシームレスに使えるという体験を支えるためのクラウドサービスといえる。
一方で、ビジネス利用を前提としたサブスクサービスの一部だからこその長所もある。例えばOneDrive独自の「個人用Vault」機能では、特定のフォルダの閲覧など追加の認証を設けられるため、機密性を高められる。
地味な特徴に見えるが、「Officeのサブスクを契約すれば無条件に1TBのクラウドストレージがついてくる」という点も見過ごせない。書類保存に使うには有り余る容量でもあり、Office目的でMicrosoft 365を契約しているなら、そこにGoogle フォトから移行した写真ストレージをまとめてしまうのはありだろう。
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