バッファローは6月3日、2019年以降に発売したWi-Fi 6対応ルーターと中継機を、メッシュネットワークの共通規格「Wi-Fi EasyMesh」に対応させると発表した。対応するルーターや中継器を相互に通信させて網目状にネットワークを広げることが可能になり、広い家や構造が複雑な家でも通信をつながりやすくできるという。同日から順次ソフトウェアのアップデートを配信する。
メッシュネットワークとは、複数の機器を相互に通信させ、メッシュ(網目)のように空間を網羅するネットワークを構築する仕組みを指す。Wi-Fi EasyMeshはその規格の一つで、対応するルーター同士であればメーカーが違ってもメッシュネットワークを構築できる。
バッファローの製品では、ルーターでは「WSR-3200AX4S」シリーズなど9モデル、中継器では「WEX-1800AX4EA」など2モデルが対象。すでに販売を終了したモデルや、今後発売予定のルーター「WSR-5400AX6S」「WSR-1500AX2S」も含む。
中村智仁さん(コンシューママーケティング部部長)は日本でのルーターや中継器の販売動向について「消費者は電波が届く範囲を重視する傾向があり、コロナ禍でテレワークやオンライン授業が広がった結果、中継器の販売数が増加している」と説明。こういった状況を踏まえてWi-Fi EasyMeshの採用を決めたとしている。
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