ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >

バッファロー、Wi-Fi 6ルーターと中継機を「Wi-Fi EasyMesh」に対応 他社製品ともメッシュネットワークを構築可能に

» 2021年06月03日 20時00分 公開
[荒岡瑛一郎ITmedia]

 バッファローは6月3日、2019年以降に発売したWi-Fi 6対応ルーターと中継機を、メッシュネットワークの共通規格「Wi-Fi EasyMesh」に対応させると発表した。対応するルーターや中継器を相互に通信させて網目状にネットワークを広げることが可能になり、広い家や構造が複雑な家でも通信をつながりやすくできるという。同日から順次ソフトウェアのアップデートを配信する。

 メッシュネットワークとは、複数の機器を相互に通信させ、メッシュ(網目)のように空間を網羅するネットワークを構築する仕組みを指す。Wi-Fi EasyMeshはその規格の一つで、対応するルーター同士であればメーカーが違ってもメッシュネットワークを構築できる。

Wi-Fi EasyMeshの概要
Wi-Fi EasyMeshの説明

 バッファローの製品では、ルーターでは「WSR-3200AX4S」シリーズなど9モデル、中継器では「WEX-1800AX4EA」など2モデルが対象。すでに販売を終了したモデルや、今後発売予定のルーター「WSR-5400AX6S」「WSR-1500AX2S」も含む。

中村智仁さん(コンシューママーケティング部部長)(提供:株式会社バッファロー)

 中村智仁さん(コンシューママーケティング部部長)は日本でのルーターや中継器の販売動向について「消費者は電波が届く範囲を重視する傾向があり、コロナ禍でテレワークやオンライン授業が広がった結果、中継器の販売数が増加している」と説明。こういった状況を踏まえてWi-Fi EasyMeshの採用を決めたとしている。

消費者アンケートの結果(Q.Wi-Fiルーターを購入するとき、どのようなことを重視しましたか?)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.