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ソニー、FeliCaとスマホで座席管理の新サービス 机にカードを貼るだけで設置完了

» 2021年06月07日 16時36分 公開
[ITmedia]

 ソニーは6月7日、FeliCaカードを活用して座席の利用状況を管理するサービス「SEATouch」の提供を始めた。オフィスや教室の各座席にカードを設置。利用者がスマートフォンをかざすとWebページが立ち上がり、在席・退席状況を入力できる。FeliCaカード以外に新たな機材を導入する必要がない点が特徴といい、コロナ禍でフリーアドレス制を導入したオフィスや予備校などでの利用を見込む。

photo 利用のイメージ

 FeliCaカードの表面にはQRコードも印刷されており、FeliCa非対応のスマホやPCでも専用のWebページにアクセスできる。Webページでは在席状況の入力に加え、使いたい座席の予約や、他の利用者がどこの席に座っているか確認できる機能も備える。

 利用は100席から受け付ける。市場想定価格は100席当たり月額5万5000円前後で、別途カードの発行費用も発生する。

photo 管理画面のイメージ

 管理者向けに、座席の利用履歴などを保存したWebページも提供する。日付や座っていた利用者といった条件で検索したり、その結果をCSVファイルとして出力したりでき、出社率の算出や、新型コロナウイルス感染者が出たときに誰がどの席に座っていたか確認するのに役立つとしている。

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