ITmedia NEWS > 速報 >

朝日新聞が27年ぶり値上げ デジタル版のプラン改定に続き

» 2021年06月10日 13時23分 公開
[ITmedia]

 朝日新聞社は6月10日、月ぎめ購読料を値上げすると発表した。7月1日から朝夕刊セットは現在の4037円から4400円に、統合版(夕刊の配達がない地域に向け、夕刊の情報を翌日の朝刊に統合したもの)は現在の3093円から3500円(すべて税込)にする。

朝日新聞社の告知

 価格改定は1993年12月以来、27年7カ月ぶり。合理化や経費節減を進めてきたが、インターネットの普及により販売/広告収入が減る一方、新聞製作コストは高くなったと説明。その上で「ネット上にフェイクニュースが飛び交う今、新聞の役割は増していると考えています」と購読者の理解を求めた。

 朝日新聞社は8日にも有料オンラインサービス「朝日新聞デジタル」のプラン内容変更を発表した。9月8日から月額980円の「シンプルコース」を名称変更し、機能を追加した上で会員専用記事の閲覧本数上限を月300本から50本に減らす。

 併せて会員の利用規約を9月8日付で変更。現在のシンプルコース会員は自動的にプラン移行することになる。

9月8日からのプラン変更(出典は朝日新聞デジタル)

【訂正:6月11日午後4時50分更新 初出時「朝刊のみ」としていましたが、正しくは朝のみ配達する「統合版」です。お詫びして訂正します】

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.