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Twitter、ユーザー収益化のチケット制「Spaces」と「Super Follows」開始

» 2021年06月23日 07時09分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Twitterは6月22日(現地時間)、クリエイター収益化のための新サービス「Ticketed Spaces」と「Super Follows」を米国の一部ユーザー向けに提供開始したと発表した。前者はiOSおよびAndroidアプリに、後者はiOSアプリにのみ対応する。いずれも2月の「Twitter Analyst Day 2021」で予告していたものだ。

 利用できるようになると、モバイルアプリの[≡]→[☆収益を得る]に表示されるようになる。

 money

1〜999ドルのチケット代を設定できるTicketed Spaces

 SpacesはClubhouseのような音声チャットルーム。5月から600人以上のフォロワーを持つアカウントであれば、モバイルアプリでホストできるようになっている。Ticketed Spacesは、このSpacesへの参加をチケット制にするというものだ。

 spaces チケット代を決める

 チケット代はホストが1ドル〜999ドルの間で設定できる(Twitterの手数料については後述)。

 招待人数もホストが決められる。人数の上限は不明だが、5人限定などということも可能だ。

 ホストはチケット購入フォロワーに対し、プッシュ通知やアプリ内通知でSpace開始を知らせることができる。

月額制Super Followsの料金は3段階

 Super Followsは、月額の料金を支払うフォロワーにバッジやボーナスコンテンツを提供するサービス。スタート段階では、このサービスを利用する条件は、1万人以上のフォロワーを擁し、過去30日間に25回以上ツイートしていること、となっている。

 月額料金は、2.99ドル、4.99ドル、9.99ドルのいずれかから選択する。

 super Super Followsを設定したユーザーのプロフィールにはボタンが表示される

Twitterの手数料は3%〜20%

 Twitterはこれらのサービスを“収益化製品”とし、収益化製品からの総収益が5万ドルに達するまでは手数料として3%を徴収する。5万ドルを超えると、手数料は20%に上がる。

 なお、これらのサービスはモバイルアプリで提供するものなので、Twitterとは別にAppleおよびGoogleへのアプリ内決済手数料も発生する。

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