米Twitterは5月3日(現地時間)、昨年12月にテストを開始したTwitter上で開設できる音声チャットルーム「Spaces」で、600人以上のフォロワーを持つアカウントであれば誰でもSpaceをホストできるようにしたと発表した。iOSおよびAndroidアプリで可能になった(Webアプリはまだ非対応)。
フォロワー600人以上という条件を付けたのは、テスト期間中のフィードバックにより「(この条件を満たす)これらのアカウントは既存のオーディエンスを持っているため、ライブチャットのホストとして良い経験を得られる可能性がある」からだとTwitterは説明した。今後すべてのユーザーに開放する可能性もある。なお、Spaceへのリスナーとしての参加は、モバイルアプリから誰でも可能だ。
Spacesは米Clubhouseのサービスとほぼ同じ機能を使える音声チャットルームサービス。利用方法は日本語版のサポートページを参照されたい。
Clubhouseにはない機能として、ホストがマネタイズ可能な「Ticketed Spaces」を提供する計画だ。ホストは自分で決めた価格と枚数でSpaces参加のためのチケットを販売できる。パーセンテージはまだ不明だが、Twitterはホストの収益から「少額」の手数料を徴収する見込み。この機能は向こう数カ月以内に一部のユーザーに提供を開始する計画だ。
また、Spacesにはリアルタイムの字幕機能もある。ホストとスピーカーがこの機能をオンにしていれば、参加者は字幕を表示できる。
今後追加予定の新機能としては、Ticketed Spacesの他、予定されているSpacesをリマインダーに登録する機能や共同ホスト機能、字幕の一時停止機能、タイムライン上でライブ中のSpacesを見つけやすくする機能などを予告した。見つけやすくするために、Spaceをホスト中のアカウントのタイムライン上のプロフィール写真を紫で縁取るテストを実施中だ。
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